【運動連鎖の落とし穴】

身体部位の動きの規則性を表す運動連鎖では、

姿勢や動作の各関節の繋がりを説明することが可能です。

 

 

 

例えば、膝関節内反の方は

『骨盤の後方回旋による運動連鎖によって膝関節の内反が増強しやすくなっている、

だから骨盤の前方回旋を促すトレーニングを入れよう』という展開があります。

 

 

 

しかし注意する点として、

運動連鎖は互いに連動して起こるため、

アライメントを分析しただけではどこが原因なのか判別することがしにくく、

どこが先にアライメントを異常を引き起こしたのか分かりにくいということです。

 

 

 

仮に後足部の回外を変えるだけでも膝関節の内反が変わり、

骨盤や下肢のアライメント修正が図られてしまうことがあり、

即時的な治療効果が認められるのです。

 

 

 

《そこで満足しないで下さい‼︎

 

 

 

 

上記のように一つのアライメントをだけに着目してしまうと問題が改善されたように見えます。

つまり、骨盤の後方回旋を修正したことで下肢のアライメントは調整されたかもしれませんが、

上部体幹や胸郭が回旋させているという代償をとり、

今度はその部位に新たに障害が起こることもあるということです。

 

 

 

 

したがって、運動連鎖を短絡的な視点で見るのではなく、

因果関係を捉えていく視点が重要になってきます。