腸蠕動音の聴診の評価

 

脳梗塞の方などで便秘の方、結構多くいるのではないでしょうか?

はたまた消化器系の方では下痢の方も多くいるのではないでしょうか?

 

 

そのような方の腹部の評価の1つとして、

聴診器を用いて聴診を行っていると思います。

 

 

 

腸蠕動音(グル音)は、

腸管内のガスや体液の移動するときの音であり、

腸の動きを把握する指標となります。

 

 

 

聴診の仕方は以下の通りです。

 

 

 

腹壁の1か所に聴診器(膜型)をあて、腸蠕動音を1分間聴診します。

1か所のみの聴診で良い理由としては、

通常、腸蠕動音は腹部全体に伝播するため複数ヵ所で聴診する必要がないからです。

 

 

 

1分間聴診して聴こえない場合は2、3分聴診してみましょう。

それでも聴こえなければ消失と判断します。

 

 

 

腸蠕動音の評価には聴取される頻度と音の性状が重要になります。

 

 

 

 

・正常の音:

「グルグル、ゴポゴポ」といった音が聴診できます。

 

 

・減弱・消失:

腸管運動が低下または停止している状態であり、

  便秘や麻痺性イレウス、絞扼性イレウスなどが考えられます。

 

 

・亢進:

腸管運動が活発な状態。

また、閉塞性イレウスでは内容物を通過させようと腸管が過剰に運動します。

考えられる病態や原因は食事後、下痢、胃腸炎、閉塞性イレウスなどです。

 

 

・金属音:

「キンキン、ピチン」などといった

金属同士がぶつかりあったような高い音が聴取されます。

腸管が狭窄・閉塞し腸管活動が活発な状態。

 

 

 

聴診を行い、腹部の状態はどうなっているのか。

便秘であれば、いつから、腹部の膨満感など、

イレウスの疑いであれば他に嘔吐や腹痛があるかなど

他にもアセスメントする内容もあります。

 

 

 

問診、視診、触診なども踏まえてアセスメントすることが大事です。