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【姿勢と起立性低血圧】

臥位から立位になると重力の影響により、
300〜500mlの血液が身体下部の静脈系に貯留するとされています。
臥位での下肢の静脈圧は5mmHgですが、
立位になると心臓からの距離に応じ静水圧は増加します。
重力の影響を受け血管内での変化による組織での間質液貯留により、
静脈還流量の低下を生じ一回拍出量が減少し、その結果血圧の低下を起こします。

起立性低血圧についての日本自律神経学会の推奨基準では
起立負荷中の血圧の最低値が収縮期血圧が30mmHg以上低下、拡張期血圧が10mmHg以上の低下』
とされています。
起立性低血圧は脳血流量を一定に維持する自律神経調整の破綻による脳虚血であり、
虚血の程度により、朦朧感、めまい、かすみ、動悸、ふるえ、失神などの症状を呈します。
このような姿勢変換時の循環調節は、
延髄の血管運動中枢の神経系調節、圧受容体反射、骨格筋の筋ポンプ作用、心臓のポンプ機能、循環血液量、血管系の状態により複雑に調節されています。
従って、循環器系への重力の影響が姿勢にどのように影響を及ぼすのかを理解して
運動様式、質、量を選択することが安全に運動療法を実施できることに繋がります
最後までお読みいただきありがとうございました!